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 イベント

世界銀行モーニングセミナー(第53回)「一次産品市場の見通し 2019年10月版」

2019年11月27日

東京

  • 世界銀行では、主要一次産品46品目の価格データ、市場分析、見通しを作成しており、報告書「一次産品市場の見通し」(Commodity Markets Outlook)を毎年2回(4月と10月)、「一次産品価格データ(ピンクシート)」(World Bank Commodities Price Data: The Pink Sheet) を毎月第2営業日に発行しています。最新の「一次産品市場の見通し」報告書については、2019年10月29日に発表しました。

    同報告書では、世界経済の成長見通しの悪化と、その結果として生じる需要の減退により、エネルギー価格と金属価格は2019年の急落に続き、2020年も引き続き下落するとの見通しを明らかにしています。また、石炭から天然ガス、あるいはプラスチックから紙へのシフトのような、特定の一次産品から別の一次産品への置き換えが消費者の間で進む要因を、特別なセクションを設けて論じています。こうした置き換えは、技術革新と一次産品価格の変動によって促進され、特定の一次産品の輸出に大きく依存している国が抱える長期的な成長見通しに対するリスクを浮き彫りにしています。さらに同報告書では、9月14日にサウジアラビアで発生した石油施設攻撃の影響についても、特別なセクションを設けて論じています。

    今回のモーニングセミナー(第53回)では、同報告書を含め、世界銀行の一次産品価格・市場に関する分析のとりまとめを担当するジョン・バフェス世界銀行マクロ経済・貿易・投資グローバルプラクティス見通しグループ上級農業エコノミストがテレビ会議でワシントンより、同報告書の主なポイントをご紹介し、皆様からのご質問にお答えしました。

    スピーカー 

    Image
    ジョン・バフェス
    世界銀行 マクロ経済・貿易・投資グローバルプラクティス 見通しグループ 上級農業エコノミスト

    主要一次産品46品目の価格データ、市場分析、見通しを取りまとめて半年に1回発行する「一次産品市場の見通し」(Commodity Markets Outlook)をはじめ、世界銀行による一次産品市場や価格データに関する分析を統括している。1993年に世界銀行に入行し、これまでラテンアメリカ、南アジア、東アフリカ、評価、研究ユニットに従事し、経済開発、農業経済、資源経済、応用エコノメトリックスなど多岐にわたる分野で学術論文や共著を発表してきた。エグゼクティブMBAコースにて一次産品市場に関する応用エコノメトリックスを教えている。アテネ大学にて経済学学士号(1983年)、ジョージア大学にて農業経済学修士号(1986年)、メリーランド大学にて農業・農村経済学博士号(1992年)を取得している。

    当日の資料: Commodity Markets: Developments, Trends, and Outlook (PDF)


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    世界銀行モーニングセミナーシリーズ
    過去に開催された同セミナーシリーズの資料をダウンロードいただけます。

イベント詳細

  • 日時: 2019年11月27日(水)午前7時45分~午前8時45分
  • 場所: 世界銀行東京事務所 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル14階(アクセス方法は、下記「関連項目」をご覧ください)*14階に移転しました。
  • 言語: 英語(日本語への通訳なし)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所・大森 TEL: 03-3597-6650
  • komori@worldbankgroup.org