イベント
シンポジウム 「地域住民・学校の協働による子どもの学びの改善 ~みんなの学校プロジェクトの取組みと世界の事例から~」
2016年11月21日東京


JICA・世界銀行共催

質の高い教育は、すべての人が等しく享受すべき基本的な権利であると同時に、国際社会の目標のゴールである「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals :SDGs)」の達成に重要な役割を果たします。しかし、世界の初等教育学齢期の子どもの少なくとも約4割近い2億5,000万人が、読み書きや計算の基礎を習得できていないと推計されています(UNESCO, 2014)。こうした課題に取り組むため、JICAは、2004年以降、西アフリカ地域を中心として、「みんなの学校プロジェクト」を通じ、地域住民の参画を通じての学校運営改善、改善された学校運営をもとにした子どもの学びの改善を支援してきました。

本シンポジウムでは、地域住民が学校運営に関わるJICA「みんなの学校プロジェクト」の事例を中心に、子どもの学びの改善のための地域住民・学校の協働、教育行政の役割について、出席者間で討議し、グッドプラクティスやそこから得られる教訓を共有します。また、地域住民と学校の信頼関係の醸成が地域社会の発展に寄与する可能性や、教育が社会の発展において果たす役割についても議論します。

また、世界銀行が発行する世界開発報告2018が教育をテーマとすることから、本シンポジウムでは、同報告の共同執筆者を日本に招聘し、子どもの学びの改善のための方策等について、エビデンスをもとに世界の事例をご紹介いただきます。また、コミュニティ・スクールの先進事例である三鷹市から高部教育長をお招きし、三鷹市の事例についてもご紹介いただきます。

プログラム

16:30~16:35
開会の挨拶(戸田 隆夫 JICA上級審議役)

16:35~17:00
「子どもの学びの改善のための方策」(Deon FilmerHalsey Rogers

17:00~17:25
「地域住民と学校の協働による子どもの学びの改善、地域社会の発展に対するみんなの学校の可能性 ~JICA みんなの学校プロジェクトの事例から~」(原 雅裕

17:25~17:40
「学びの改善に関するコミュニティの役割」 ~ニジェール・インパクト評価の事例~(小塚 英治

17:40~18:55
パネルディスカッション「子どもの学びの改善のための地域住民・学校の協働、教育行政の役割」

18:55~19:00
閉会の挨拶(塚越 保祐 世界銀行グループ駐日特別代表)

発表者

Deon Filmer 世界銀行 世界開発報告(WDR)2018執筆担当共同局長
Halsey Rogers 世界銀行 世界開発報告(WDR)2018執筆担当共同局長
原 雅裕 JICAみんなの学校プロジェクト元チーフアドバイザー
小塚 英治 JICA人間開発部基礎教育第二チーム課長 / 研究所主任研究員

パネリスト

Kabran Assoumou コートジボワール国民教育省官房長(予定)
高部 明夫 三鷹市教育委員会教育長
Deon Filmer 世界銀行 世界開発報告(WDR) 2018共同局長
原 雅裕 JICAみんなの学校プロジェクト元チーフアドバイザー

モデレーター

西村 幹子 国際基督教大学教養学部 上級准教授

留意点

本シンポジウムは 録画され、場合によってはJICA研究所のウェブサイトに掲載される可能性もございます。取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますので合わせてご了承ください。また、今後のセミナー運営の参考とさせていただきますので、ぜひアンケート用紙にご記入の上、ご退席の際にご提出をお願いいたします。

詳細・お申込み

JICA研究所のページをご覧ください。お申込み締切は2016年11月17日(木)です。

イベント詳細
  • 日時: 2016年11月21日(月)午後4時30分~午後7時
  • 場所: JICA市ヶ谷ビル 2F 国際会議場 東京都新宿区市谷本村町10-5
  • 言語: 日本語・英語(同時通訳あり)
  • 参加費: 無料
  • お問合せ: JICA 人間開発部 基礎教育グループ 課題部支援ユニット
  • kadaishien-ningen@jica.go.jp



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