世界銀行は2017年10月9日、新報告書「より良い労働環境を求めて:東南アジアにおける労働者移住の制約を解消する」(Migrating to Opportunity: Overcoming Barriers to Labor Mobility in Southeast Asia)を発表しました。同報告書では、アセアン域内の労働者移住が1995年から2015年までに急増し、マレーシア、シンガポール、タイにASEAN域内の労働者移住の96%に相当する650万人が集まるハブとなっていると分析しており、労働者の移住に関する制約を緩和することが労働者の福祉の向上と地域経済統合の深化につながると指摘しています。
プレスリリース(英語)
Managing Migration Better Can Help Boost Welfare and Growth in ASEAN: World Bank
報告書(英語)
Migrating to Opportunity: Overcoming Barriers to Labor Mobility in Southeast Asia
今回の世界銀行モーニングセミナー(第7回)では、同報告書の執筆担当者であるマウロ・テスタヴェルデ世界銀行社会的保護・労働グローバルプラクティス エコノミストおよびハリー・モロズ同エコノミストがテレビ会議でワシントンより、同報告書の主なポイントをご紹介し、皆様からのご質問にお答えしました。
スピーカー
*ワシントンよりテレビ会議で参加します
2012年、世界銀行入行。東アジア・大洋州地域総局人間開発セクター局エコノミスト、同社会的保護ユニットエコノミストを経て現職。世界銀行入行前は、英国サウスハンプトン大学経済政策研究センターで移住に関する研究チームに所属。英国サウスハンプトン大学で経済学博士号および経済学・計量経済学修士号を取得。 |
当日の資料: Migrating to Opportunity: vercoming Barriers to Labor Mobility in Southeast Asia (PDF)
2012年、世界銀行入行。開発経済総局(DEC)世界開発報告執筆担当チーム、東アジア・大洋州地域総局人間開発セクター局、ラテンアメリカ・カリブ海地域総局持続可能な開発セクター局、運輸・ICTグローバルプラクティス、DEC開発研究グループ貿易・国際統合チームを経て現職。シカゴ大学で修士号(公共政策学)および学士号取得。 |
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