世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しており、中東・北アフリカ地域総局については2019年4月1日、「中東・北アフリカ地域経済報告 改革と対外不均衡:中東・北アフリカ地域における労働と生産性」(MENA Economic Update: Reforms and External Imbalances: The Labor-Productivity Connection in the Middle East and North Africa)を発表しました。同報告書では、2019年から2021年までの中東・北アフリカ地域の経済成長は、経済成長の鈍い国や急速に成長する新興国を含め、1.5%から3.5%のペースで進むと予測しており、地域経済の概況、財政状況と労働生産性、デジタル経済に向けた様々な改革の方向性などについて分析しています。
今回のモーニングセミナー(第33回)では、同報告書の共著者の一人であるハー・グエン世界銀行中東・北アフリカ地域担当チーフエコノミスト室エコノミストがワシントンよりテレビ会議で同報告書の主なポイントをご紹介し、皆様のご質問にお答えしました。
スピーカー
2009年、ヤングプロフェッショナルとして世界銀行に入行。開発経済総局(DEC)開発研究グループのマクロ経済・成長チームのエコノミストを経て、2018年7月より現職。米国メリーランド大学で経済学博士号、オーストラリアのアデレード大学で経済学の修士号及び学士号を取得。 |
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