共催:世界銀行、国際協力機構(JICA)
共催:世界銀行、国際協力機構(JICA)
南アジア地域は、ASEANと中近東・アフリカを繋ぐ要衝であり、世界の成長センターとして高い経済成長率を誇る一方で、貧困人口は依然多く、域内の連結性の欠如は域外連結性、さらには成長そのもののボトルネックとなることが危惧されます。
南アジア地域では多くの交通インフラ開発案件が実施、議論されていますが、資金供給に制約がある状況下、真に効果的な案件の選定や、経済回廊としての効果発現のために必要な施策を戦略的に検討することが求められます。
世界銀行、アジア開発銀行(ADB)、英国国際開発省(DFID)、JICAは、この問題意識を共有し、共同研究「南アジア地域の経済回廊開発(The WEB of Transport Corridors in South Asia)」を実施し、2018年9月に報告書が完成しました。
この共同研究をリードしたマーティン・ラマ 南アジア地域担当副総裁付上級経済アドバイザーが来日する機会を捉え、世界銀行とJICAは本セミナーを共同開催しました。
本セミナーでは、ラマ 上級経済アドバイザーによる基調講演の後、南アジアでの経済回廊開発の現状、地域特有の社会・経済・政治的コンテクストを踏まえ、SDGsが目指すインクルーシブかつ持続的な成長に向けた将来展望・あるべき各種施策についてパネル討論を行いました。
宮崎成人
世界銀行駐日特別代表
当日の資料:Ten propositions on transport connectivity in South Asia (PDF)
スピーカー
マーティン・ラマ
南アジア地域担当副総裁付上級経済アドバイザー
パネリスト
マーティン・ラマ
世界銀行南アジア地域担当副総裁付上級経済アドバイザー
広田幸紀
埼玉大学人文社会科学研究科教授/JICA研究所客員研究員
当日の資料: Comments on the Web of Transport Corridors in South Asia (PDF)
原 昌平
JICA南アジア部長
当日の資料: JICA and Corridor Development in South Asia (PDF)
モデレーター
井本 佐智子
JICA企画部国際援助協調企画室長
原 昌平
JICA南アジア部長
世界銀行セミナー「南アジア経済報告:貿易の拡大の必要性」
日時:2019年5月14日(火)午後4時30分~午後6時