イベント
世界銀行グループセミナー「持続可能な自然資本評価への機会」
2016年9月30日東京


近年、自然資源の60~70パーセントが再生不可能な速度で失われており、環境や自然資源の不適切な管理は長期的な経済損失につながり、将来の世代に負の影響を及ぼします。たとえば、不完全な海洋漁業管理により、年間500~1,000億ドルが失われていると推計されています。適正な自然資源管理がもたらす健全なエコシステムは、農業、林業、漁業、観光業といったセクターの長期的な成長に不可欠です。

この度、ジュリア・バクナル世界銀行環境自然資源グローバルプラクティス シニアディレクター代行の来日にあたり、グリーン成長に貢献する自然資源管理経済について、「生態系サービスの経済的価値評価のためのグローバル・パートナーシップ(WAVES)」の最新状況、また開発途上国の開発目標のひとつとして持続可能な漁業への取組を説明いたします。また、名取洋司コンサベーション・インターナショナル・ジャパン科学応用マネージャーから、企業、政府、市民社会、国際機関が協働して自然資本会計を経営に取り込むために活動する「自然資本コアリション」の最新状況をご紹介いただきます。

 

プログラム

開会

塚越保祐 世界銀行グループ駐日特別代表

講演

ジュリア・バクナル 世界銀行環境・自然資源グローバルプラクティス シニア・ダイレクター代行

当日の資料:Challenges and Opportunities for Sustainable Natural Resources Management(PDF)

コメンテーター

名取洋司 コンサベーション・インターナショナル・ジャパン科学応用マネージャー

当日の資料:Natural Capital Coalition and Natural Capital Protocol (PDF)

 

スピーカー紹介

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ジュリア・バクナル
世界銀行環境・自然資源グローバルプラクティス シニア・ダイレクター代行

世界銀行において環境、水資源管理、気候変動、エネルギーに関する業務・知識管理を担当。1995年にヤング・プロフェッショナルとして入行後、主として環境・自然資源分野で活躍。中東地域の水に関するフラッグシップ・レポート “Making the Most of Scarcity” の筆頭著者であり、2010年の世界開発報告(気候変動)の主要執筆メンバーの一人。ケンブリッジ大学およびMITにおいて修士号(環境政策・計画)を取得。

 

※ このセミナーは公開用に録画されます。

イベント詳細
  • 日時: 2016年9月30日 (金) 午後4時30分~午後6時
  • 場所: 世界銀行東京事務所 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル10階
  • 言語: 英語・日本語(同時通訳付)
  • お問合せ: 世界銀行東京事務所 TEL: 03-3597-6650
  • ptokyo@worldbankgroup.org



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